自家製南蛮でピリ辛奴 … 大衆酒場「びっくり」(仙台)

仙台に到着して、まず真っ先にやって来たのは大衆酒場「びっくり」だ。
一昨年(2023年)の年末以来、1年半ぶり、2度めの訪問である。

細長い店内は、店の奥に向かって長~いカウンター席。
そのカウンター席の一角に腰を下ろし、まずは「生ビール」(380円)を注文した。

ここ大衆酒場「びっくり」は、JR仙台駅の東口から歩いて3分(250m)ほどのところにあるのだが、実は東口からは来たことがない。
仙台駅の西口2階からつながっている広いペデストリアンデッキ(歩行者専用高架橋)を北に進み、今日はそのデッキ上から、営業を再開した駅前酒場「丸昌」の行列(上の写真)も確認し、デッキの突き当りを右に折れて、駅の東側へ。
階段を下りて東にまっすぐ80mほど進むと、その左手にあるのが大衆酒場「びっくり」なのだ。
東口から行くのに比べると、距離はちょっと長いかもしれないけれど、行程が単純なので迷いにくい。

今回もまた、女将さんに「嫌いなものはありません」と自己申告して、おまかせのつまみをお願いすると、まずは「冷奴」(270円)を出してくれた。
冷奴といっても、豆腐に醤油をかけていただくスタイルではなくて、『南蛮』という自家製の青唐辛子ダレがかけられている。
この南蛮が、ピリ辛ですごく美味しいのに驚いた。
豆腐と合わせて食べることで、南蛮の辛さがちょっとだけマイルドになるのもいいよね。

続いて「メンタイの親よ」と言いながら出してくれたのは「メンタイ」(530円)。
『メンタイの親』ということは、明太子の親のスケトウダラということなのかな。
ピリ辛のスルメか干しタラみたいな食感で、ビールが進んで仕方ない。

すぐに「生ビール」(380円)もおかわりした。
この「冷奴」と「メンタイ」の2品だけで、いくらでも飲めそうだ。

そんなわけで、2杯めの生ビールもあっという間に飲み干して、続いては壁のメニューに「20度1杯」(270円)と書かれている焼酎をもらうことにした。
焼酎は、ストレート、ロック、水割り、お湯割り、炭酸割り、ウーロン茶割りなど、いろんな飲み方が可能とのことで、今回は水割りで注文すると、氷入りのグラスに半分ぐらい注がれた焼酎と一緒に、氷水がたっぷりと入ったウォーターポットを出してくれた。

焼酎の水割りを飲み始めても、まだまだ最初の2品のつまみはたっぷりと残ってますよ。
これで何杯いけることやら。楽しみ楽しみ。

特に冷奴! 食べ進むにつれて、南蛮と豆腐の水分が、小鉢の中にジワッとたまってきて、これに小さく切り分けた豆腐を絡めていただくと、旨みと辛みが絶妙なバランスで混ざり合うのだ。
こんなつまみ、これまでに出会ったことがなかったなぁ。
大衆酒場「びっくり」の「冷奴」(270円)。必ずいただくべき逸品ですね。

とそこへ、新しく入ってきた常連さんらしき男性客から、「もつ煮はできますか」という注文が飛んだ。
この店のつまみは基本的にお任せなんだけど、欲しいものを自己申告することもできるようなのだ。
女将さんから「もつ煮、いる人?」と確認が入ったので、私も手をあげさせていただいた。
他にも手をあげるお客さんがいて、結局、「もつ煮」(530円)の注文は5人分となった。
この店の料理は女将さんひとりで作られているので、大勢のお客さんから好き勝手に注文が飛び交うと店が回らなくなる。それが『基本はお任せ』となっている大きな要因のようだ。

出てきた「もつ煮」は、豚シロと玉ネギの味噌炒め的な料理。これまたうまいねぇ!
店には女将さんの他に、もうひとり女性店員さん(アイちゃん)がいて、その人が飲み物をついでくれたり、料理を運んでくれたりするのである。
ご常連さんによると、このアイちゃんが、とってもいい緩衝材の役割を果たしてくれているんだそうな。どういうことなんでしょうね?(笑)
この店のお客さんは、ご常連さんがとても多いようで、さらにご常連の女性ひとり客が多いのも、この店の大きな特徴のひとつだ。
女性ひとりでも安心してくつろげる酒場ということなんだろうな。

ゆっくりと2時間半以上過ごさせてもらって、生ビール2杯に焼酎は3杯。
今宵のお勘定は2,840円でした。どうもごちそうさま。
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コメント
こんにちは。
びっくり、仙台単身赴任時代よく行きました。
そのころはお任せではなく注文していました。
常連さんが奥のテーブル席でチゲを食べているのがおいしそうだなぁと思っていました。
そのころは、生モツの刺身が食べられたので、席につくと、「今日は生、何があるの?」「コブクロ・・・マグロ」(西荻の戎北口店の創成期もそうだった)と聞いてから、その日の生を頼んで、チジミ上級でと頼むのが常でした。上級:辛口(青南蛮がタップリ)です。
締めラーは、すぐそばのクロク(火辺に玄)
この店が面している広場にある商店が、八百長商店と言っていつもなんでつけたかなぁと、思うのでした。
投稿: PONTA | 2025.08.30 16:57