北海道の幸をつまみに … やきとり「鳥もと本店」(荻窪)

職場の仲間と3人で、荻窪の「鳥もと本店」。
「生ビール(中)」(600円)で乾杯した後、まずいただいた「刺身盛り合わせ」(1,000円)は、金目鯛炙り、ハマチ、マツカワカレイ、マグロ、真鯛の5品盛り。
こちらの人数を考慮してくれたのか、それぞれの刺身が3切れずつというのも嬉しいではありませんか。
これで1,000円なんだから恐れ入る。

この北海道は白糠(しらぬか)漁港直送の新鮮な魚介類は、この店の一大名物。
日替りの「おすすめメニュー」には、北海道から来た魚介類がずらりと並んでいるのだ。

なぜ北海道とつながりがあるのかというと、ジョッキにも似顔絵が描かれている名物店長の伊與田康博さん(左)と、厨房を担当する弟の伊與田茂貴さん(右)のお二人が、白糠漁港にも近い、北海道音別町(おんべつちょう)のご出身だから。
1952(昭和27)年創業の老舗焼き鳥店である「鳥もと」は、元々は荻窪駅北口を出てすぐのところにあって、駅を出るなり美味しそうな焼き鳥の香りに誘われたものだった。

しかしながら、2009(平成21)年に、駅前整備のために移転を余儀なくされ、現在の荻窪銀座の路地の中へと移ったのだった。
『駅の目の前』からちょっと離れただけなんだけれど、その影響は大きくて、お客さんがそれまでの5~6分の1ぐらいにまで減ったそうだ。
先代社長の「財布にやさしい料金」という信念を守りつつ、なんとか「鳥もと」にお客さんを呼び戻そうと始めたのが、生まれ故郷の『北海道白糠漁港直送魚介類』だったのだ。(詳細は古典酒場・倉嶋編集長の「荻窪の居酒屋・鳥もとの名物大将に聞く」でご確認ください。)

そんな北海道からの魚介類には、鮮魚のみならず、加工品も含まれている。
今日は「鮭とば」(400円)と「にしんの切込み」(330円)を注文した。

お酒がすすんで仕方がない珍味類の登場に、生ビールに続く飲み物として、Aさんは「ポン酢サワー」(520円)を…、

私とGさんは、それぞれ「酎ハイ」(470円)と「赤鍛高譚(水割り)」(650円)をもらった。

おすすめメニューの中に、珍しいものを発見して注文したのが「ラワンぶき油炒め」(350円)。
「ラワンぶき」というのは、北海道足寄町(あしょろちょう)特産の巨大なフキで、全長3メートルほどにもなるんだと、その写真も見せてくれながら教えてくれた。
なんとまぁ、北海道産の料理は魚介だけではなくて、野菜にも及んでるんですねぇ!

さらにこちらは「鳥ジンギスカン」(400円)。これまた北海道白糠町の名物料理なんだそうな。
幅が広くて、奥も深いねぇ、北海道料理!

飲み物もグイグイとおかわりしながら盛り上がる。

「鳥もと」と言えば、これも北海道産の「たこまんま」(タコの卵)も名物なんだけど、残念ながら今は季節ハズレ。冬場にまた来なくっちゃ。

さぁそして、この店の元祖とも言える焼き鳥もいただきましょう!
タレ焼きで注文したのは「ハツ」(150円)2本と「皮とピーマン」(150円)2本。
「皮とピーマン」のこの組み合わせも、昔からの、「鳥もと」ならではの逸品ですねぇ。

こちらは塩焼き。「牛タン入りつくね」(250円)2本と「とりま」(150円)2本。
「とりま」というのは、鶏肉と玉ネギを交互に刺して焼いたもの。
私の「酎ハイ」(470円)も4杯めに突入だ。

最後に〆とつまみを兼ねた一品をもらおうと、メニューを再確認していて気になったのが「海鮮カレー」だった。
ルーだけだと450円、カレーライスにすると700円。

『3人で分けて食べれば、ライス付きでも大丈夫だろう』ということで、「海鮮カレーライス」(700円)のほうを注文。
海鮮の具材が目立つタイプのカレーではないのだが、海鮮の風味たっぷりの素晴らしい逸品。
あまりの美味しさに『3人で分ければ大丈夫』どころではなくて、速攻で完食してしまいました。
しかしながら、手書きの「おすすめメニュー」に載ってるってことは、『いつもあるメニューではない』ってことですね。

ゆっくりと、たっぷりと、3時間半ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は3人で12,030円(ひとり当たり4,010円)でした。
やぁ、美味しかった、楽しかった。どうもごちそうさま。
| 固定リンク | 1



コメント
音別町は釧路市と合併し、釧路市の飛び地の釧路市音別町になっていますね。私は厚岸生まれですが、小学校に入学したのは音別小学校です。
ラワン葺きは音別の山の中でも生えており、その時期になると、大量に採った葺きを父親が背負ってきたことを覚えています。
投稿: しんちゃん | 2025.11.23 22:18