ママカリ三昧の昼呑み … 大衆食堂「ことぶき」(岡山)

四国方面への出張時の楽しみが、新幹線からの乗換ポイントである岡山での昼食も兼ねた昼呑みだ。
東京駅を10時前に出発すると、岡山には午後1時過ぎに到着する。
向かうのは岡山駅東口から歩いて3分ほどのところにある大衆食堂「ことぶき」だ。

店頭の食品サンプルケースには、人気の「スパゲェティー」(600円)を筆頭に、洋食類、麺類、丼物がずらりと並んでいる。

日曜午後1時過ぎの店内は空(す)いていて、右手壁際に並ぶ4人用テーブル席のうち、入口に一番近い席に座ることができた。

この席は、入口左手にあるおかずの陳列ケースに近いのがありがたいのだ。
常連さんたちは、店に入ってくるとまず真っ先にここでおかずを選び、気に入ったおかずを手に取って席に着く。そして食事の人はご飯とみそ汁を、飲む人はお酒を注文するという流れになるのだ。

私はというと、出張用のキャリーバッグを転がしていることもあって、おかずの陳列ケースは素通りして、まずは席に着いてそのバッグをテーブル下に置き、コートを脱いだりしているところへ、店のおばちゃん(たぶん大将の奥さん)がお茶を持ってきてくれたので、先に「ビール(大)」(680円)を注文した。

そして改めておかずの陳列ケースのところへ行って、まず持ってきたのは岡山ならではの「ママカリの酢漬け」。
「隣の家からまま(飯)を借りてくるほどご飯が進む(美味しい)」から『ママカリ』と呼ばれているが、標準和名は『サッパ』というニシン科の小魚。
小骨が多いため、酢で締めて、骨まで柔らかくして食べるのが一般的なのだ。

もう一つ持ってきたのが「マカロニサラダ」。
陳列ケースのおかずには値段は書かれていないのだが、これまでの経験では1品あたり200~300円位と考えておけばいいようなのだ。

その「ママカリの酢漬け」と「マカロニサラダ」をつまみに、昼からいただくビールの美味しいことよ。
ここでいただくビールの美味しさのために、新幹線の中ではビール等は飲まずに過ごしてきたのだ。

改めてメニューを確認してみると、前回(2024年6月)来たときから、各品がそれぞれ50円ずつ値上がりしたのかな。

ビール、酒、御飯、お汁の値段は据え置きのようだ。ありがたいねぇ。

大瓶ビールを飲み切って、続いては「酒」(380円)を熱燗でもらう。

合わせるつまみとして陳列ケースから取ってきたのは「焼きママカリの酢漬け」。
いや、実はママカリの煮たものかと思って取ってきて、店のおばちゃんに「これは(電子レンジで)温めたほうがいいんですか?」と聞いたところ、「これも酢漬けよ。そのまま食べてください」と教えてもらい、初めてこれも酢漬けであることが判明したのだ。

期せずして『生のママカリ』と『焼いたママカリ』の酢漬けの食べ比べとなったが、ママカリ自体の『生』と『焼き』の違いはもちろんのこと、タレの色も『生』のほうは透明。それに対して『焼き』のほうはポン酢醤油なのかな。
両方を並べて、一緒に食べて比べれば良かったかもなぁ。でもどっちも美味しいや。
ママカリには年に2回の旬の時期があるそうで、骨や皮が柔らかい初夏(6~8月)と、脂がのる秋(10~11月)が特に美味とされている。今がまさに秋の旬の時季なんですね。

店内の壁には「気心腹口命」と書かれた木札。
これは「気は長く、心は丸く、腹立てず、口慎めば、命長かれ」という意味の五字熟語で、忍耐強く、優しく、怒らず、言葉を慎んで生きることで長寿を得られるという教えなんだそうな。

ということで、1時間ほどの昼呑みタイム。
お勘定は1,760円で、お支払いは現金のみ。
お勘定額から、値段がわかっている飲み物代を引くと、残りは700円。
ということは、「ママカリの酢漬け」、「マカロニサラダ」、「焼きママカリの酢漬け」の3品の合計が700円なので、1品あたり平均233円だったってことですね。
どうもごちそうさま。さぁ、四国に向かうぞ!
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