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2026年2月

冬の味覚、鴨鍋に舌鼓 … 立呑み処「いちよし」(湊川公園)

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 今年に入って2度めとなる神戸出張。

 新開地駅近くのホテルにチェックインして、荷物を置くやいなやという感じで向かったのは、今回もやっぱり、今年の“酒場初め”でもお世話になった、湊川公園駅近くの立呑み処「いちよし」だ。

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 店に入り、まずは店主の大ちゃんにご挨拶。

 スタートの品も前回と変わらず、飲み物1杯におまかせ3品のアテが付く「500円セット」(500円)をお願いした。

 選べる飲み物は、生ビール、チューハイ、ブラックニッカハイボール、焼酎の4種類。ここは迷わず生ビール(単品だと450円)を選択する。

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 ほどなくして供された『おまかせアテ』の三品盛りは、マグロの切り落とし、漬物、そして冷奴という、まさにこの店の鉄板とも言える布陣だ。

 近くの市場から、店主の大ちゃんが毎日仕入れてくるという「マグロの切り落とし」は、この店の名物的な存在なのである。

 今日の漬物は大根。これがまた美味しいよねぇ。冷奴にはおろし生姜が添えられている。

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 この三品盛りで生ビールをスッと飲み干して、次なる飲み物へ。立ち飲みカウンターの背後にある冷蔵庫から、「タカラ焼酎ハイボール〈ドライ〉」(500ml缶、450円)を自分で取ってくる。

 それを大ちゃんに自己申告すると、すぐに氷入りのタンブラーを出してくれるこのリズムが、なんとも心地よい。

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 冷蔵庫には何種類かの「タカラ焼酎ハイボール」(500ml缶)の他に、何種類かの「サントリータコハイ」(500ml缶)も並んでいて、いずれも450円。

 安定した低価格が、本当にありがたいよねぇ。

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 そのドライな酎ハイに合わせて注文したのは「ひねポン」(350円)だ。

 「ひねポン」というのは、卵を産み終えた雌鶏(ひね鶏)の肉を焼き、ポン酢で和えた兵庫県播州地方のご当地グルメ。

 姫路の居酒屋では「まずはひねポン」と言われるほどの定番なんだそうな。

 同じ兵庫県内、ここ神戸でもその味を楽しめるのが嬉しいではありませんか。

 噛みしめるほどに肉の旨みが広がり、これまた最高にいいつまみですねぇ。

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 さぁそして。今日のメニューの中で、ひときわ気になっている一品がある。

 それは「鴨鍋」(500円)だ。

 この店で鍋物のメニューを目にするのは初めてのこと。しかも鴨! これは絶対に食べてみなきゃいけない。

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 注文して待つことしばし。カウンター内の厨房で仕上げられた「鴨鍋」は、「峠の釜めし」の容器のような小ぶりな土釜つちがまで、受け皿を付けて出された。

 鴨肉はもちろんのこと、野菜もたっぷりと入っていて具沢山。

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 ッカァ~~ッ! 予想どおり、鴨肉の味が濃くていいねぇ!

 しかもこの土釜、一人でいただくのにちょうどいいサイズ感。

 滋味深い汁の最後の一滴まで、きっちりと完食完飲することができました。

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 酎ハイ(ドライ)に続く飲み物として、徐々にお気に入りになりつつある「タコハイつぶれ梅」(500ml缶、450円)を取ってきた。

 甘さがほとんどない爽やかな飲み口に、梅の酸味が実によく合うのだ。

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 合わせるつまみは「赤なまこポンズ」(350円)。

 冬が旬の赤ナマコを刻み、ポン酢で漬け込んだ瀬戸内の冬の味覚。

 肉厚な赤ナマコのコリコリした食感と、ポン酢のさっぱりした味わい。これにお酒が進まないわけがないよねぇ!

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 今回もゆっくりと3時間近く立ち飲ませてもらってのお勘定は2,600円。PayPayで支払って店を出た。

 冬の味覚を存分に堪能し、心もお腹も大満足。今夜も美味しかったなぁ。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年1月26日(月)の記録》

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極寒の夜にニラレバ定 … 「日高屋(ひだかや)」(阿佐ヶ谷)

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 仕事を終えて外に出ると、冷たい風が容赦なく吹き付ける極寒モード。

 本当は今日は、荻窪の「やきや」へと足を運び、今シーズン初の「いか大根」をいただく予定だった。

 しかしながら、あまりの寒さに荻窪まで行く気力がガックリとそがれてしまった。

 身を縮めながら駅へと急ぐうちに、ふと思い出したのが、前からちょっと気になっていた「日高屋 ビーンズ阿佐ヶ谷てくて店」のことだった。ここが我が家から一番近い「日高屋」だ。

 荻窪とはほんの一駅の違いだけれど、駅から徒歩1分ほどの高架下にあるため、ほとんど外気に触れることもなく店に着くことができるのも嬉しいところ。

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 店に着いたのは午後4時20分。店内は、真ん中の通路の両側に、壁に向かうカウンター席が5席ずつほど並び、その奥にテーブル席、左側が厨房という配置。

 商業施設内ゆえに店内にトイレはないが、その分、空間が有効に使われている印象だ。

 そして、こんな中途半端な時間帯にも関わらず、店内はすでに多くの先客たちでにぎわっている。

 黙々と定食や麺類を食べている人もいれば、早くもグラスを傾ける人もいて、実に自由な空気が流れている。

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 私自身、この店に来るのは初めてながら、注文の仕方などは他の「日高屋」と変わらないのがチェーン店の良さ。

 カウンターの一角に落ち着き、目の前のタブレット端末から、まずはいつもの「ウォッカ ソーダ割り」(300円)と、つまみの「三品盛合わせ」(370円)を注文した。

 「日高屋」のソーダ割りのベースは、キリンの50度ウォッカ。雑味のないキレが、冷え切った体と乾いた喉に真っ直ぐに落ちていく。

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 さぁ来た、「三品盛合わせ」だ。

 「中華風味付けメンマ」、「白菜キムチ」、「やきとり(ネギ和え)」の3種類が1皿に盛られており、出てくるのが早い上に、少しずつ摘めるので長持ちする。

 スターターとしては、これ以上ない選択肢と言えるだろう。

 この店があるJR高架下の商業施設「ビーンズ阿佐ヶ谷てくて」は、かつては「阿佐ヶ谷ゴールド街」と呼ばれた迷宮のような場所だった。

 私自身も、その1階の奥にあった「とんかつ 鉄路てつろ」のぶ厚いポークソテーを愛し、2階のドイツパブ「G.G.C」で重厚なビールを煽ったものだった。

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 そんな懐かしさに浸りながら、2杯めの「ウォッカ ソーダ割り」(300円)をもらう。

 「三品盛合わせ」、やっぱりいいねぇ!

 「白菜キムチ」の酸味と辛味で食欲をブースト、「中華風味付けメンマ」の歯ごたえで「飲んでる感」を演出、そして「やきとり(ネギ和え)」の肉感と脂の旨味。お酒が進む3要素を網羅しているのだ。

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 2杯の「ウォッカ ソーダ割り」で、「三品盛合わせ」を完食したところで、いよいよメインディッシュの注文だ。

 選んだのは、横浜での単身赴任時代にもよくお世話になった「ニラレバ炒め定食」(810円)。今日はこれを「ご飯小盛」(マイナス60円)でお願いした。

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 さらに、3杯めとなる「ウォッカ ソーダ割り」(300円)もいただいた。

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 このニラレバ炒め、「日高屋」の炒め物人気No.1メニューというだけあって、実に旨い。

 オイスターソースが効いたタレに、国産豚レバと、シャキシャキ感を残したモヤシ。ニラレバ炒めと言いつつも、このモヤシの存在感が半端ない。

 そして時々、ごはん、スープ、ザーサイ。

 この食感のコントラストが楽しく、「ニラレバ炒め定食」全体が、酒のつまみとしても素晴らしいものになるのだ。

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 午後6時前まで、1時間半ほどゆっくりと楽しんで、お勘定は2,020円。

 JRの施設内店舗らしく、いつものdポイントに加えて、JREポイントも付与された。

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 店を出て、駅前のバス停でバスを待つ5分間。

 再び襲ってきた寒波に身を縮めながらも、胃の腑に残るニラレバの熱が、確かな防寒着となって私を支えてくれていた。

店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年1月20日(火)の記録》

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店情報: 「日高屋(ひだかや)」(阿佐ヶ谷)

  • 日高屋 店名: 日高屋 ビーンズ阿佐ヶ谷てくて店
  • 電話: 03-5913-8411
  • 住所: 166-0004 東京都杉並区阿佐谷南3-58-1 ビーンズてくて
  • 営業: 11:00-22:00(21:30LO)、無休
  • 場所: JR中央線・阿佐ヶ谷駅ガード下の商業施設「ビーンズ阿佐ヶ谷」を、高円寺・中野方面に向かって歩くこと1分(60m)ほど、左手。
  • メモ: 2021年5月12日オープン。全席禁煙。カウンター席、テーブル席。カード可、電子マネー可、QRコード決済可。公式サイトあり、ぐるなびあり。(2026年1月調べ)

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呉、冬の屋台通りにて … 屋台「一二三(いちにっさん)」(呉)

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 2026年2月27日(金)、午後10:00~10:30、NHKの「ドキュメント72時間」で、「広島・呉 冬の屋台通りにて」が放送される予定だそうです。

 番組紹介のHPには、『ラーメンやおでんの匂いに誘われて、今夜ものれんをくぐってしまう。今回の舞台は広島・呉、9軒の屋台が連なる通り。ほとんどが10席ほどのこぢんまりとした店構え。隣の人と肩寄せ合って一杯やれば、つい胸の内がこぼれ出る。忘年会のシメに訪れた造船会社の同僚たち、20歳になる息子を連れて飲みに来るのが楽しみと語る夫婦、初めての屋台デビューにちょっと緊張する若者たち。寒さ深まる年の瀬の夜、屋台で聞こえる会話に3日間、耳を傾けた。』と書かれている。

 これは楽しみですねぇ!

 ということで今回は、今年の年明けに私が呉の屋台「一二三」を訪問したときのお話です。

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 2026年、新年最初の呉出張。となれば、やはりここにもご挨拶に伺わないわけにはいかない。

 金曜日の午後7時。蔵本通りに並ぶ屋台の灯りを目指して歩き、赤提灯を掲げた「一二三」へと到着した。

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 のれんをくぐり、防寒のビニールシートを開けて中へ入ると、お母ちゃん(女将)がいつもの笑顔で迎えてくれた。

 「明けましておめでとうございます!」

 まずは新年のご挨拶を済ませてから、席に落ち着く。

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 注文はもちろん、いつもの「麦 水割」(450円)だ。

 この店の水割りは、ほとんどが麦焼酎で、少しだけ水が足されるスタイル。

 「このぐらいの濃さが一番うまい!」という、亡きお父ちゃんの信念がいまも脈々と受け継がれているのだ。

 さっそく一口。

 ックゥ~~~ッ! 効くねぇ!

 この焼酎たっぷりの「麦 水割」こそが「一二三」なのである。

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 さて、1品めのつまみは「おでん」から始めよう。

 「アキレス」(170円)と「あつあげ」(120円)を注文すると、屋台の中央に据えられた大きな鍋から、よく味が染みていそうなものを選んで取ってくれた。

 「アキレス」というのは「牛すじ」のことなのだが、単に「牛すじ」と呼ぶ場合、すね肉やネックなど硬い部位を総称することが多い。その中でも「アキレス」は、白くて透明感があり、非常に硬いのが特徴だ。

 これをじっくりと煮込んで軟らかくしているのだが、それでも口の中で楽しめるしっかりとした弾力感。これがまた嬉しいよねぇ。

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 その2個のおでんで、濃いめの水割りをひとしきり楽しんだところで、いよいよ「一二三」に来たら外せない鉄板焼きの出番だ。

 「豚足」(850円)と「豚耳」(850円)の二大巨頭。どちらにしようか迷うのも「嬉しい悩み」なのだが、まずは「豚足」をお願いした。

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 「豚足」も「豚耳」も、コロンとまるのまま茹で冷まされた状態でスタンバイされていて、注文を受けてからお母ちゃんがチャチャチャッと見事な手捌きで切り分け、鉄板の上で焼きあげてくれるのだ。

 「豚耳」は軟骨だけなのでスライスすればいいのだが、「豚足」には骨がある。関節のところで的確に切り分けるのは、まさに熟練の技を必要とする仕事。本当に恐れ入るよねぇ。

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 焼き上がった「豚足」と一緒に、おしぼりも出してくれるのがこの店の流儀。

 基本的には骨のところを手づかみにして、ワッシワッシと食いちぎるようにしていただくのが一番旨い。

 鉄板の上で、豚足そのものから出た脂で焼き上げられているため、ジューシーさも格別なのだ。

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 「麦 水割」をおかわりしつつ、ちょうど他のお客さんからも「豚耳」の注文が入ったので、私も「豚耳」を便乗注文。

 何人分もの「豚耳」が、鉄板の上で一斉に踊るように焼き上げられる光景は、見ていても本当に楽しいものだ。

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 さぁ来た、「豚耳」だ。

 細くスライスされた豚耳は、ちゅるんと軟らかい身の中に、コリコリとした軟骨の食感が同居している。

 豚足も美味しいけれど、豚耳もまた捨てがたい。それぞれ美味しさの方向がちょっと違うのが、これまた楽しいところなんだよねぇ。

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 4杯めとなる「麦 水割」をもらって、最後の締めくくりは、呉の屋台のド定番「中華そば」(650円)だ。

 「中華そば」を作るのが、お母ちゃんと一緒に屋台を切り盛りしている娘さんの仕事になったようで、お母ちゃんの「胡椒は入っとらんけぇの!」という名ゼリフが聞けなくなったのはちょっとだけ残念だけど、「中華そば」の美味しさはまったく変わらない。

 そうそう。今は母娘お二人に加えて、若い外国人の男性もお店を手伝ってくれているようです。力仕事は彼に頼めるので、これまたひと安心といった状況ですね。

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 やぁ、今夜もすべてが美味しかったなぁ。

 お母ちゃんとの会話も楽しみ、思いっきり「一二三」を堪能してのお勘定は4,440円でした。

 どうもごちそうさま。今年もよろしくお願いいたします。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年1月16日(金)の記録》

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大衆酒場「日高」から … 大衆食堂「てんぐ大ホール」(鶴見)

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 鶴見での仕事を終えて向かったのは、もはや私の「鶴見でのマイ定番」と言っても過言ではない、「大衆酒場 日高 鶴見西口店」である。

 時計の針は午後4時半を回ったところ。まだ「早めの夕方」と呼べる時間帯だが、暖簾をくぐれば店内はすでに熱気に包まれている。

 年配の2~3人連れや、ご夫婦らしきお客さんたちで、かなりにぎやかな状態だ。

 この時間からこれだけの人を惹きつけるのだから、やはりここは「中高年のオアシス」なのだなぁ。

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 仕事終わりで飲むときは、少し静かに、自分の世界に浸りたいので、直線7席のカウンター席の一番奥の特等席とも言える席に座らせてもらった。

 腰を下ろすとすぐに、目の前のタブレット端末から、まずは「黒ホッピーセット」(460円)を注文する。

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 さっそく1杯めの黒ホッピーを作り、グイッ。

 ッカァ~~ッ! この最初の一杯で、仕事の疲れが文字通り吹っ飛んでいくんだよねぇ!

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 さて、1品めのつまみ選びという「嬉しい悩み」の時間がやってきた。

 ここ大衆酒場「日高」は、『大衆酒場』と銘打っているだけあって、同じハイデイ日高グループの「焼鳥 日高」と比べても、つまみの種類が多いのが特徴なのだ。

 「嬉しい悩み」になるくらい、かなり迷って、今日はこれまでに注文したことがない「温玉納豆」(220円)を注文してみた。

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 ほとんど待つこともなく出された「温玉納豆」の温泉卵を、箸の先でプツン!

 溢れ出す黄身をグルグルと、納豆と一所懸命に混ぜ合わせていく。

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 あららぁ。あまりに夢中で混ぜていたら、見た目は普通の「卵かけ納豆」とほぼ同じ仕上がりになってしまいましたねぇ。

 しかし、これが予想通り、いや予想以上にいいつまみになるのだ。

 ねっとりとした旨味がホッピーを追いかけてくる。

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 あっという間に1杯めを空け、2杯めとなる「おかわりウォッカ(中)」(250円)を注文。

 ご存知の方も多いだろうが、日高屋グループではホッピーやチューハイのベースに、焼酎ではなくウォッカが使われている。

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 アルコール度数は焼酎と同等に調整されているようだが、そのクセのないキレの良さが、ホッピーの風味を最大限に引き立ててくれるんだよねぇ。

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 2品めのつまみは、焼鳥の「かわ(塩)」(2本270円)だ。

 塩焼きの焼鳥に添えられる『辛味噌』が、とにかく旨いんだなぁ。

 この辛味噌をちょいとつけて「かわ」を頬張る。

 脂の甘みと辛味噌の旨辛感、この相性は「合わないわけがないよねぇ!」と叫びたくなるほどだ。

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 とんでもなく旨い「かわ(塩)」に誘われるまま、3杯めとなる「おかわりウォッカ(中)」(250円)を追加。

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 これでホッピーのソトも使い切り、ソト1ナカ3の完遂である。我ながら、ちょうどいい塩梅の濃さですね。

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 この3杯めに合わせるのは、日替わりメニューから選んだ「甘海老唐揚げ」(290円)。

 できたて熱々で供される唐揚げは、殻の香ばしさと身の甘みが凝縮されていて、これもまた本当にいいつまみなんだよねぇ。

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 おつまみ3品、ホッピー3杯をじっくり楽しみ、入店から1時間半。

 普段ならこのあと「日高屋」へ吸い込まれる「日高系ハシゴ」が常態化している私だが、今日は鶴見駅東口側に、どうしても気になっている一軒がある。

 名残惜しいが、今日の大衆酒場「日高」はここまで。お勘定の1,740円を、PayPayで支払って店を出た。

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 西口から東口へと移動し、やって来たのは大型複合施設「シークレイン」の2階。今宵の2軒めは、大衆食堂「てんぐ大ホール 鶴見東口店」である。

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 店内に一歩足を踏み入れれば、その広さに驚かされる。

 右手に立ち飲みテーブルが1卓、その奥にカウンター席、さらに左手にはテーブル席、奥には座敷まで完備された、全131席という大箱店だ。

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 ひとりの私はカウンター席の一角に落ち着き、まずは「酎ハイ」(209円)からスタート。

 3年ほど前に「てんぐ大ホール 新宿西口大ガード店」を訪れて以来、この「昭和の大衆食堂を現代風にアレンジした」空間がけっこう気に入っているのだ。(※残念ながら新宿店は、ビル建て替えのため2025年1月26日をもって閉店しました。)

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 卓上には一品料理から定食、麺類、はてはスイーツまで、盛りだくさんのメニューが並ぶ。このカオスな感じこそが「大衆食堂」ならではの醍醐味である。

 今回は季節メニューらしき「秋のごちそうフェア」の中から、新名物と書かれている「牛すじ肉豆腐」(429円)をチョイスした。

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 出てきた「牛すじ肉豆腐」は、見るからに味が染み込んでいて美味しそうですねぇ!

 熱々の豆腐を頬張り、酎ハイで流し込む。あぁ、幸せだなぁ。

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 肉豆腐を半分ほど食べ進めたところで、酎ハイが空になった。

 2杯めは、LINE友達登録の特典でいただくことができる「ハイボール(デュワーズ)」(定価429円相当)を頂戴した。

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 さっくり1時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は638円。こちらもPayPayで支払った。

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 なお、入口近くの立ち飲みテーブルでは、同じテンアライド株式会社が運営している「神田屋」でおなじみの「せんべろセット」(1,100円)も楽しめるようだ。今度はそちらも試してみなきゃいけないですねぇ。

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 西口の定番「日高」で、ウォッカホッピーと辛味噌の洗礼を受け、東口の「てんぐ大ホール」で昭和モダンの空気と肉豆腐に浸る。

 ハシゴ酒の合計は2,378円。この満足度で二千円台半ばというのは、本当に恐れ入るよねぇ。

 どうもごちそうさま。

・「日高」の店情報前回) / 「てんぐ大ホール」の店情報関連前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年9月25日(水)の記録》

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店情報: 大衆食堂「てんぐ大ホール」(鶴見)

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  • 電話: 045-504-3916
  • 住所: 230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-31-2 シークレイン209-1
  • 営業: (月-金)16:00-23:00、(土)12:00-23:00、(日祝)12:00-21:30、年末年始は営業時間変更
  • 場所: JR鶴見駅より徒歩2分、京急鶴見駅より徒歩2分
  • メモ: 2024年7月11日オープン。全席禁煙(喫煙室あり)。全131席(カウンター席、テーブル席、座敷席、立ち飲みテーブル)。カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)、電子マネー可(交通系電子マネー、iD)、QRコード決済可(PayPay、d払い、au PAY)。公式サイトあり、HOT PEPPERあり、食べログあり。(2025年9月調べ)

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夏野菜と錦爽鶏を堪能 … 炭火焼鳥「とさか」(清水)

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 清水駅近くのホテルにチェックインを済ませ、同行のYさんと共に夕食に向かったのは、駅からもほど近い「炭火焼鳥 とさか 清水駅前店」である。

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 ここを初めて訪れたのは、昨年(2024年)の11月のこと。

 その時に体験した、ストップと言うまで注がれるホッピーの「なか」の濃さと、呑兵衛の体をいたわるような旬野菜の旨さにすっかり心奪われ、先月には埼玉の川口本店まで「聖地巡礼」に伺ったほど。

 「清水駅前に、おすすめの酒場があるんだよ!」と、今回は自信を持ってYさんをお誘いした次第である。

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 午後5時過ぎに暖簾のれんをくぐると、月曜日だというのに1階席はすでにほぼ満席。

 活気あふれる厨房を横目に、我われ二人は2階のテーブル席へと案内された。

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 まずは何はともあれ「ホッピーセット(白)」(418円)からスタートだ。

 この店の真骨頂は、なんといっても焼酎の『ストップ制』にある。

 店員さんが目の前で注いでくれる焼酎を、今日はジョッキの8割ほどという、かなりの濃さで「ストップ!」。

 わずかばかりの隙間にソトを流し込んで、乾杯である。

 ッカァ~~ッ! これこれ、この胃にズドンとくる濃さが「とさか」なんだよねぇ。

 ジョッキに刻まれた「日本に酔っぱらいを増やしたい」という運営会社社長の志に、今宵もしっかりと応える覚悟が決まる。

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 すぐに出される「お通し」(319円)は、博多の『がめ煮』を思わせる根菜の煮物。

 しっかりと出汁の染みた根菜を噛みしめると、やはりこの店は「野菜が旨い」という確信が深まる。

 さらに、サービスで出される「大根おろし」はおかわりし放題。これに醤油をひと回ししてつまむのが、またいい口直しになるんだよねぇ。

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 お通しをつまみつつ、今日の日替りメニューを吟味し、まずは「ゆでたて枝豆」(418円)を注文。

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 さらに魚介系からは「おまかせなめろう」(638円)と「はんぱ鮮魚のカルパッチョ」(528円)をチョイスした。

 「とさか」は焼鳥が看板だが、実は魚もあなどれない。新鮮な身の旨みが、ホッピーの強い焼酎を柔らかく受け止めてくれる。

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 あっという間に1杯めのホッピーが空になり、2杯めとなる「なか」(220円)を注文。

 もちろんこれも「ストップ」と言うまでなみなみと注いでもらう。

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 続いての注文は、野菜料理の真骨頂、「ズッキーニとパプリカのぬか漬け」(319円)と「夏野菜のあげびたし」(429円)だ。

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 ズッキーニをぬか漬けにするというセンス、そして揚げ浸しにされた夏野菜の、宝石のように美しい色合い。

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 目に鮮やかで、食べて健やか。野菜の美味しさを引き出す丁寧な仕事には、本当に恐れ入るよねぇ。

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 ここで、今日の日替りメニューで一際目を引いた「錦爽鶏きんそうどりの一夜干し」(352円)をお願いする。

 「これ、なんて読むんだろうね?」とYさんと話しつつネットで調べてみると、愛知や千葉などで生産される銘柄鶏とのこと。

 店内で手さばきされているというこの鶏は、旨みがギュッと凝縮されていて、噛むほどにジューシーな脂が広がる。

 これはもう、酒が進まないわけがないよねぇ!

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 それぞれ3杯めとなる「なか」(220円)をもらい、合わせるつまみは「豆苗のナンプラー炒め」(363円)。

 この3杯のホッピーで、もうすっかりいい気分になってしまった。

 何しろここのジョッキは大きめで、しかも「ナカ」がこの量である。普通ならここで打ち止めなのだが、まだ瓶の「そと」が少しだけ残っている。

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 「これを残して帰るわけにはいかないよねぇ」と、自分を納得させて4杯めの「なか」(220円)を注文。

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 最後の一手に選んだのは「ラム酒で漬けたいちじくバター」(418円)だ。

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 ラム酒の芳醇な香りと、いちじくの甘み、バターのコク。

 これがまた、ホッピーの最後の1杯を締めくくるのに、最高にいいつまみになったよねぇ。

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 「とさか」には時間制限なんて無粋なものはない。

 気がつけば、ゆっくりと、そしてたっぷりと2時間半ほど楽しませてもらった。

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 今宵のお勘定は二人で6,259円。一人あたり3,130円である。

 この濃密な時間と美味しい料理を味わって、このお値段。本当にありがたい話である。

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 店を出ると、清水の夜風が火照った顔に心地よい。

 「美味しかったなぁ、大満足じゃ!」

 明日への活力をしっかりとチャージした清水の夜となった。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年8月25日(月)の記録》

続きを読む "夏野菜と錦爽鶏を堪能 … 炭火焼鳥「とさか」(清水)"

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はじめて紀州の酒場訪 … 居酒屋「はるちゃん」(御坊)

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 和歌山県に足を踏み入れたのは、今日が初めて。やって来たのは御坊ごぼうだ。

 この地でどんな酒場に出会えるのか――それを考えるだけで、もう楽しくて仕方がない。

 ワクワクしながらあれこれと調べ、せっかくだから地元の人たちが普段使いしていそうな酒場に行ってみようと、目星をつけたのが居酒屋「はるちゃん」だった。

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 御坊駅からトコトコと歩くこと、20分ほど。店に着いたのは午後5時過ぎだった。

 まだ早い時間帯とあって、店内の先客は数人程度。(これがこの1時間後には、地元のご常連さんたちで、ほぼ満席になるのでした。)

 店内右手のカウンター席の奥に先客がいたので、私はその手前の席に座らせてもらうことにした。

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 この日はとにかく寒かったので、ここまで歩いてくる間に、身体がすっかり冷え切ってしまった。

 そこでまずは「日本酒(大)」(750円)を熱燗でお願いした。

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 その熱燗を一口含み、ゆっくりと日替りメニューのボードを眺める。

 枝豆、アオリイカつくり、マグロつくり、カキフライ、ブリカマ、金目の開き……。

 紀伊水道に面した町らしく、魚介がごく自然に並んでいるのがいい。

 名物だと声高に主張するでもなく、ただ「今日はこれがあるよ」と、優しく提示してくれている感じだ。

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 そんな中から、特に気になった「はるちゃん鍋」(1,000円)を注文すると、すぐに固形燃料コンロと、鍋用の小鉢やレンゲを出してくれた。

 なにしろ小鍋メニューの中で、唯一、この店の名前を冠した一品なので、これは食べてみたいよねぇ。

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 この店では、「お通し」は出されないようなので、「はるちゃん鍋」を待つ間用のつまみとして「枝豆」(300円)も注文すると、小鉢にたっぷりの、しかも温かい枝豆を出してくれた。

 この寒さの中で、この心配りは素直に嬉しいよねぇ。

 さっそくその温かい枝豆をつまみながらの熱燗である。あぁ~っ、生き返る。

 身体の芯から、ゆっくりとほぐれていく感じがするよねぇ。

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 店は店主ご夫妻がお二人で切り盛りされているらしく、ご主人が厨房を担当し、奥様が酒や配膳を受け持たれているようだ。

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 さぁ来た、「はるちゃん鍋」だ。

 店主が奥の厨房で仕上げたものを、固形燃料コンロの上において着火してくれるので、すぐに食べることができるし、熱々の状態も保たれる。

 それにしても、見るからに具沢山ですねぇ!

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 最初に小鉢に取ったのは、豚肉、椎茸、エノキタケ。

 おおっ。メニューにも『ピリ辛』という添え書きがあるとおり、味はほどよくピリ辛で、お酒が進むこと進むこと。

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 やったぁ~っ、牡蠣も入ってた。これは嬉しいなぁ。

 冬場の鍋は、やっぱり牡蠣が旨いよねぇ。

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 さらには鶏肉、豆腐、カンパチ、海老などなど、食べても食べても飽きることがないのが素晴らしい!

 この内容で1,000円という値段も、今どき本当にありがたい話である。

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 「はるちゃん鍋」と熱燗で、身体もすっかり温まったところで、次なる飲み物として「麦焼酎」(450円)の水割りをもらった。

 見渡す店内は、地元のご常連さんたちで、ほぼ満席状態。

 観光地の酒場にありがちなうわついた雰囲気はなくて、長年この場所で積み重ねられてきたであろう、やわらかくて居心地のいい空気が店内に流れている。

 昼前の11時半に開店し、中休みなしで夜の10時までの、10時間半の営業というのもいいよねぇ。

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 「はるちゃん鍋」を注文したときには、『鍋の具材を食べ終えたら、〆にご飯を入れて、雑炊にしてもらおうかな』なんて思っていたのだが、そんな余裕はない状態。

 たっぷりの具材を食べ進めるうちに、もうすっかり満腹になってしまったのだ。

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 気がつけば、ゆっくりと2時間ほどの『酒場浴』。

 御坊という町も、紀中きちゅうという土地も、今回がはじめてなんだけれど、地元のお客さんたちの会話をBGMに、ただただ酒を飲み、料理をつまみ、身体を休めることができた時間のなんと嬉しいことよ。

 こういう時間こそが、出張先の夜の醍醐味だと思う。

 お勘定は2,500円で、支払いは現金のみ。

 値段以上の満足感を抱えて、店を後にしたのでした。

 どうもごちそうさま。

 次の機会にはもっといろんな料理を食べてみたいな。

店情報YouTube動画

《令和7(2025)年2月7日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「はるちゃん」(御坊)

  • はるちゃん 店名: はるちゃん
  • 電話: 0738-22-3735
  • 住所: 644-0011 和歌山県御坊市湯川町財部598-4 中露ビル
  • 営業: 11:30-22:00、火休
  • 場所: JR御坊駅から徒歩19分(1.4km)、紀州鉄道・学門駅から徒歩9分(600m)。店の目の前が日高振興局東口バス停。
  • メモ: 駐車場有り、全席喫煙可能。支払いは現金のみ。
    〔お飲み物〕
    《ビール》キリン一番搾り生ビール(大)550・(中)450、キリンラガービール中瓶550、キリンゼロイチ(ノンアルコールビール)450。
    《日本酒》日本酒450・(大)750。
    《焼酎》焼酎(水割り・お湯割り)各450。〈ボトルキープ〉いいちこ(900ml)2,500、神の河(900ml)3,000、黒霧島(900ml)3,000。
    《梅酒》まっこい梅酒(ソーダ割り・ロック)各550。
    《ハイボール》赤ハイ(ワインのソーダ割り)450、ホワイトホースハイボール450。
    《チューハイ》キリンサワー(ライム、レモン、ウメ、ピーチ、青りんご、紅茶、カルピス、グレープフルーツ)各400。
    《ソフトドリンク》ウーロン茶300、コーラ300、カルピス300。
    〔お食事〕
    《一品料理》冷やっこ300、らっきょ350、山芋タンザク400、山芋バイ肉400、コーンバター400、じゃがバター400、野菜炒め550、豆腐ステーキ550、ホルモン炒め550、皿うどん650、タコとイカの山芋ステーキ650、焼きそば600。
    《酢の物》タコ酢550、うなぎ酢600。
    《サラダ》ハムサラダ550、トマトサラダ550、豆腐サラダ550。
    《揚げ物》ポテトフライ350、串カツ2本450、鳥皮の唐揚げ350、なんこつ唐揚げ400、揚げ出し豆腐450、鳥の唐揚げ550、タコ唐揚げ550、ゲソ唐揚げ550
    《天ぷら》天ぷら盛り合わせ1000、野菜天ぷら450。
    《焼き物》焼き鳥(タレ・塩)2本350、砂ずり2本350、豚バラ串焼き2本350、手羽塩焼2本450、ギョウザ6個400、エビ串焼3本550、ゲソ塩焼550、鳥のチーズ焼き600、鳥のカレーマヨネーズ焼き600。
    《にぎり》エビ2貫400、イカ2貫400、タコ2貫400、カンパチ2貫400、マグロ2貫450、ウナギ2貫450、イクラ2貫550、にぎり盛合せ1,000。
    《細巻き寿司》しんこ巻き300、しそ巻き300、きゅうり巻き300、納豆巻き3個400、エビサラダ巻き400、ウナギきゅうり巻き400、イカきゅうり巻き400、明太子巻き400、ネギトロ巻き500、鉄火巻き450。
    《ご飯物》ライス200、さけ茶漬550、うめ茶漬500、しらす明太子茶漬550、鳥ぞうすい600。
    〔手書きのホワイトボードメニュー〕
    《小鍋》ちゃんこ鍋900、寄せ鍋1,000、はるちゃん鍋1,000、湯豆腐700、ホルモン鍋1,000。チーズ350。
    《本日おすすめ》枝豆300、カンパチつくり900、アオリイカつくり800、マグロつくり1,000、あさり中華焼500、あさり酒蒸し500、カキフライ800、キムチ300、サバ塩焼350、カンパチ照焼600、ブリカマ塩焼750、金目開き750、小エビ天ぷら600。マグロシグレ煮500、串フライ盛合せ500、イカ明太子あえ600、アラビキウインナー450、もろきゅう400、鳥キモタレ焼400、うるめ丸干し350。
    《おでん》大根150、平天150、コンニャク150、厚あげ150、ちくわ150、ごぼ天150、玉子150、すじ250。
    《ご飯・麺類》オムライス650、焼めし550、しょうゆラーメン600、天ぷらうどん800、きつねうどん500、肉うどん700、ざるそば500。
    《飲物》冷酒800円、梅酒(ロック・水割)、赤ワイン、ウイスキー。トマトジュース300、オレンジジュース300、梅ジュース300。〈ノンアルコール〉カシスオレンジ400、レモン400、ジンジャーエール400。
    《定食》さしみ1,300、天ぷら1,100、焼肉1,000、エビフライ1,000、豚しょうが焼750、トンカツ750、から揚げ750、魚フライ750。
    《丼物・飯類》天丼750、他人丼750、カツ丼700、親子丼550、玉子丼450、オムライス650、焼めし550。
    (2025年2月調べ)

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新年の新開地で酒場浴 … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

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 神戸での仕事を終えて、新開地のアーケード街をテクテクと歩いてやって来たのは、地下鉄・新開地駅からほど近い、「赤ひげ 姉妹店」である。

 私にとって、すでに『神戸での行きつけの酒場』となっている感がある、

 午後6時過ぎの店内は、仕事帰りの呑兵衛たちで活気にあふれている。運よくカウンター席の奥のほうに空きを見つけ、滑り込むことができた。

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 席に着くなり、まずは「瓶ビール(大)」(560円)を注文すると、ホールを担当する店員さんの「ワンビアグラ!」と告げる小気味よい掛け声。これをを聞くと、「あぁ、新開地にきてるなぁ」と実感が湧いてくる。

 『ワンビアグラ!』というのは、「瓶ビール(大)1本にグラスが1つ」という、この店ならではの注文の符丁なのだ。

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 冷えたビールをグラスにぎ、グイッ。

 ッカァ~~ッ! 毎度のことながら、仕事終わりのこの最初の一杯がたまらない。

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 つまみの1品めも、迷うことなくこれに決めている。この店名物の「湯豆腐」(250円)だ。

 ここの「湯豆腐」は、私の中での「三大湯豆腐」のひとつ。丼の中に鎮座する豆腐、そして何よりこの絶品の出汁ツユが旨いんだよなぁ。

 豆腐をレンゲで切り分けて、出汁と一緒にすくって口に運ぶ。

 じわぁ~っと身体の中に染み渡る旨味。冷たいビールと熱い湯豆腐のコントラスト、これがまた最高なんだ。

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 「湯豆腐」を綺麗きれいに食べ終えて、続いて注文したのは、冬場の神戸に来たからには外せない名物料理、「かす汁」(280円)である。

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 壁にびっしりと並んだ短冊メニューの中にこれを見つけると、冬の訪れを感じずにはいられない。

 運ばれてきた「かす汁」は、細切りのニンジン、大根、コンニャクがたっぷりと入り、仕上げの刻みネギが彩りを添えている。

 酒粕の芳醇な香りが鼻をくすぐり、一口すすれば、身体の芯からポカポカと温まっていくのがわかる。まさに「飲む暖房」といったおもむきで、これまた立派なつまみになるんだなぁ。

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 大瓶のビールを飲み切ったところで、次なる飲物へ。この温かい「かす汁」に合わせるなら、やはり日本酒だよねぇ。

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 「酒」(410円)を熱燗でもらう。銘柄は、地元・なだの「白鶴」。

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 酒粕の旨味をたたえた「かす汁」と、灘の辛口の酒。合わないわけがないよねぇ!

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 さぁそして! 「赤ひげ 姉妹店」に来たからには、これを食べずに帰るわけにはいかないのが、『天ぷらの出汁かけ』だ。

 どの天ぷらでも『出汁かけ』にしてくれるのだが、今日は「海鮮かきあげ」(300円)を『出汁かけ』でお願いした。

 天ぷらをお椀に入れ、その上からたっぷりと湯豆腐の出汁ツユをかけてもらうスタイル。

 サクサクだった衣が出汁を吸って、徐々にトロトロになっていくのを楽しみながらいただくのがたまらないんだよねぇ。

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 ちょうど燗酒もなくなったので、この『出汁かけ』に合わせるべく、「麦焼酎」(350円)の水割りを追加注文した。

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 麦焼酎の銘柄は、これまた白鶴酒造の「世話女房」。

 熱々の「海鮮かきあげ」の出汁かけと、冷たい麦焼酎水割りの対比も嬉しいよねぇ。

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 ゆっくりと2時間近くの「酒場浴」。今宵のお勘定は2,150円。

 この充実した内容で、このお値段なんだから、本当に恐れ入るよねぇ。

 なお、支払いは現金のみなので、訪問される方はご注意を。

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 あぁ、今夜も美味しかった。どうもごちそうさま。神戸に来たら、また必ず寄らせていただきます!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年1月8日(木)の記録》

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とり酢と湯豆腐は必須 … 「成田家(なりたや)西口店」(岡山)

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 金曜日の午後5時少し前、開店時刻を目前に「成田家 西口店」へ到着すると、店頭にはすでに10人ほど、開店待ちの人がいる。さすが金曜日だなぁ。

 店が開き、その行列に続いて店内に入ると、並んでいたお客さんたちのうち、8人ぐらいはグループ客で、右奥のテーブル席を囲むように座り、それ以外のひとり客はカウンター席に飛び飛びに座っていく。

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 ほぼ入店順に注文を聞いてくれるので、私は、アサヒ、キリン、サッポロが選べる「びんビール大」(680円)をサッポロで注文すると、すぐに「サッポロラガービール(赤星)」がやってきた。

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 つまみの1品めは、これしかない! 「とり酢」(300円)である。

 「とり酢」というのは、鶏肉と春雨を酢醤油で和えたもので、もともとは大衆酒場「成田家」グループの名物メニューだったのだが、今や岡山を代表するような人気メニューになっている。

 「成田家」は、岡山市内を中心に複数店舗を展開する老舗の大衆酒場グループ。瀬戸内の魚と手頃な酒肴を武器に、長年、地元の呑兵衛たちに親しまれてきた存在だ。

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 小鉢のふちに練りガラシも添えられているので、全体をグルグルッとかき混ぜていただく。

 「成田家」に来たら必ず食べたい、シンプルながら中毒性の高いご当地おつまみなのでした。

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 「とり酢」に続いて注文したのは、「刺身盛合せ」(800円)。

 これは、マグロ、ハマチ、地ダコぶつ切りの三点盛り。

 10品ぐらいから選べる刺身は、単品だと650円か750円。三点の「刺身盛合せ」でも800円という価格も嬉しいよね。

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 その刺身に合わせて、「お酒」(420円)の熱燗を注文すると、燗酒が入っているポットから、受け皿付きの一合猪口に、トトトトトォ~~ッと、表面張力いっぱいまでついでくれた。

 日本酒は、岡山県真庭市の地酒「御前酒ごぜんしゅ」。熱々が美味しいねぇ!

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 「刺身盛合せ」で、1杯めの「お酒」を飲み切って、「ぎんなんからあげ」(300円)を追加注文するとともに、2杯めとなる燗酒もおかわりだ。

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 「成田家 西口店」には、席に置かれた紙のメニューに加えて、カウンター内に短冊で張り出される日替わりメニューもあるのが嬉しいところ。この「ぎんなんからあげ」も、そんな短冊メニューに書き出されていた一品である。

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 続いて注文したのは「魚あらだき」(270円)。

 これがまた美味しいこと。しかも、これが270円って、どうよ!

 さすが瀬戸内。おかわりしたくなる逸品だ!

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 「魚あらだき」の美味しさに魅せられて、「ゲソ塩焼」(300円)も追加注文。

 実はこれも気になってたんだよなぁ。

 出てきた「ゲソ塩焼」は、ドォ~ンと大きい足1本分が5つに切り分けられて焼き上げられたもの。

 これまた美味しくて美味しくて、あっという間にいただいてしまった。

 イカは本当にいいつまみになるよねぇ。

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 さぁそして! 3杯めとなる燗酒と一緒に注文したのが、「湯豆腐」(320円)だ。

 「とり酢」と「湯豆腐」は「成田家」の二大看板メニュー。これを食べずに帰ることはできないからなぁ。

 ここの「湯豆腐」は、旨みの強い特製出汁の中に崩れた豆腐が入り、かつお節とネギがトッピングされたもの。これを添えられたスプーンで、ツユごといただくのだ。

 これはもう完全に「飲み干せるスープ豆腐」。あぁ~っ、旨い!

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 ゆっくりと3時間近く楽しませてもらって、今宵のお勘定は4,230円でした。どうもごちそうさま。

【次回への備忘録】今回はお腹いっぱいで断念したが、メニューにあった「皮バター」(460円)、「なまこ」(500円)、「大根つけもの」(270円)、「煮付盛合せ」(500円)も気になった。季節によってはないかもしれないが、次の訪問が今から楽しみだ。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年12月19日(金)の記録》

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