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2026年3月

出汁の旨みに酔う一夜 … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

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 神戸初日の立呑み処「いちよし」での「鴨鍋」の余韻も冷めやらぬまま、神戸での二夜目は、やはりここに来ないわけにはいかない。

 新開地のアーケード商店街のなかに佇む「赤ひげ 姉妹店」だ。

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 カウンター席の奥のほうに座り、いつものとおり「瓶ビール大」(560円)と「湯豆腐」(250円)でスタートだ。

 この2品、もう完全にマイ定番になってますねぇ!

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 なにしろこの「湯豆腐」は、私にとっての「三大湯豆腐」のひとつ。

 小鉢の中央に鎮座する豆腐と、その周りを満たす絶品の出汁ツユが抜群に旨いのだ。

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 とそこへ、同じ職場のYさんがやって来た。合流して店の一番奥、右手のテーブル席へと移動させてもらった。

 このテーブル席に座るのは初めてだが、壁際のこの席だけ、壁にもたれて座ることができて、実に居心地がいい。新たな発見だ。

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 Yさんは「瓶ビール大」と「湯豆腐」に加えて、関東煮かんとだき(おでん)の「大根」(150円)、「厚揚げ」(150円)、「ちくわ」(150円)でスタート。

 早々に大瓶を空けた私は、「酒」(410円)を熱燗でお願いした。

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 ここの日本酒は、1743年(寛保3年)に地元・灘で創業した白鶴酒造の「上撰 白鶴 きりっと辛口」だ。

 湯豆腐の出汁ツユとの相性もいいよねぇ。

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 ずらりと並ぶ短冊メニューの中に、「アサリ煮付」(250円)があるのを見つけて注文。

 すぐにアサリの他に、昆布もたっぷりと入った一皿が届いた。

 昆布とアサリ、両方の旨みが凝縮されており、酒が進んで仕方がない。

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 Yさんの追加注文は「海鮮かきあげ」(300円)の『出汁かけ』だ。

 この店の天ぷらは塩添えも選べるが、私のオススメは圧倒的に『出汁かけ』。

 天ぷらの衣が、旨みたっぷりの出汁を吸い込んで、まさに至福の味わいになるのである。

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 燗酒であったまったところで、「麦焼酎」(350円)の水割りをもらう。

 Yさんは同じ「麦焼酎」をお湯割りで注文した。

 麦焼酎の銘柄は、日本酒と同じ白鶴酒造の「世話女房」だ。

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 麦水割りに合わせるつまみは「かれい唐揚」(290円)。

 このボリュームで290円という価格設定には、いつもながら頭が下がる思いだ。

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 今日は注文していないけど、『魚の造り(刺身)』も、ほぼいつも1品あたり400円か450円という価格設定なんだよなぁ。

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 テーブル席の仕切り壁の向こう側に座っていたYさんは、2杯めの麦お湯割りを飲み切ったところで退店。

 Yさんは酒場でさっくりと楽しんだ後、コンビニで酒やつまみを買い込んで、ホテルの部屋でゆっくりと「部屋飲み」をして仕上げるのが習慣なのだ。(というか、むしろYさんの2時間ほどの飲み時間が普通で、私がちょっと『ながっちり』過ぎるんだろうな。)

 ちなみにYさんのここでのお勘定は2,260円だったそうだ。

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 一人残った私は、もう少々この空間に浸りたく、3杯目となる麦水割りを注文。

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 そして、〆も兼ねたつまみとして注文したのが、久しぶりとなる「和そば」(290円)。

 ちょっと大きめのお椀で供される「和そば」は、東京のとは違い、少し甘めの出汁が特徴だ。

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 その甘めの出汁以上に、さらに甘みが際立つ『お揚げ』が実に見事。

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 途中で卓上の一味唐辛子をパラリと振りかければ、甘みの中にピリッとした刺激が加わり、味の輪郭がさらに鮮明になる。

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 ゆっくりと、そしてたっぷりと3時間ほど。

 新開地の活気と出汁の旨みに包まれた今宵の私のお勘定は3,100円。

 期待を裏切らない、素晴らしい「酒場浴」となった。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年1月27日(火)の記録》

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満席厨房てんてこ舞い … 炭火焼鳥「とさか」(清水)

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 清水での定番酒場になりつつある炭火焼鳥「とさか」。

 今日も開店時刻の午後4時を目指してやってきた。

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 入口を入ってすぐ右手、7席の直線カウンター。その一番奥の席に腰を下ろし、まずは「ホッピーセット白」(418円)を注文。

 この店は、客がストップと言うまでナカ(焼酎)を注いでくれるのが流儀だ。

 今日もジョッキの7~8割まで、たっぷりと注いでもらった。

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 残ったわずかな隙間にソト(割材としてのホッピー)を注いで完成した1杯めは、なかなかの濃さ。

 クゥ~~ッ、効くねぇ!

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 すぐに出される「お通し」(319円)は、筑前煮風の野菜の煮物と、おかわり自由の大根おろし。

 この大根おろしが粗めの“鬼おろし”になっているのがいい。シャキッとした食感が心地いいんだよなぁ。

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 カウンター上のグランドメニュー(ドリンク・フード各1枚)に加え、日替りやカウンター限定、日本酒メニューなどを眺めつつ、お通しをつまみにゆっくりと飲み進める。

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 最初のつまみは、『酒のあて』から「かにみそえびせん」(308円)。

 大きな丸いえびせんが2枚に、別添えのカニみそソース。

 パキパキと割ったえびせんに、スプーンですくったカニみそをのせていただく。

 予想どおり、これはとてもいいツマミだ。

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 気がつけば「なか」(220円)はもう3杯め。

 かなり濃いはずなのに、ついグイグイ進んでしまう。

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 もちろん、おかわり自由の大根おろしもおかわりだ。

 卓上の醤油をかけていただくのが基本だが、胡麻油や七味でアレンジする人や、焼鳥にのせる人もいるらしい。

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 続いては、前回いただいて気に入った「錦爽鶏きんそうどりの一夜干し(柚子胡椒ゆずごしょう添え)」(352円)。

 うぅ~~ん。これがまた、やっぱり旨いよねぇ。

 店名の肩書に『炭火焼鳥』とあるとおり、焼鳥・やきとんも充実しているのだが、一品料理の豊富さと手頃さに引っ張られて、なかなかその串焼きにまでたどり着けずにいるのである。

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 その錦爽鶏をつまみながら、「なか」は4杯めへ。

 こんなに多く「なか」を注いでもらっているのに、ジョッキが大きいこともあって、この4杯めのナカで、ソト(割材としてのホッピー)もちょうど飲み切った。

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 〆に選んだのは、『カウンター様限定!! 少なめできます。』と書かれた、カウンター席限定メニューの中の一品、「とりぞうすい(カウンターサイズ)」(308円)。

 ちなみに普通の席でも注文できる普通サイズの「とりぞうすい」は418円だ。

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 現在の時刻は午後6時半過ぎ。

 店内は2階席も含めて全57席が満員で、カウンター内の厨房はまさにてんてこ舞いのフル稼働といった状態。

 カウンター最奥のこの席は、出来上がった料理が次々と並び、配膳されていく様子が見える特等席。

 見るからに美味しそうだったのが、「揚げじゃがバター」(308円)、「みょうがの酢のもの」(308円)、玉子入りの「肉豆腐」(462円)。

 串焼きでは、『かわり串』の「カマンベール」(1本275円)が甘辛いタレをまとって魅力的。「手羽先」(1本154円)も大人気のようで、次々に焼き上がってくる。

 目の前の棚に並ぶ焼酎のラインナップも、なんともいい眺めである。

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 20分ほど待って、ようやくカウンターサイズの「とりぞうすい」ができあがってきた。

 『カウンター限定の少なめ』と言いつつも、なかなかのボリュームだ。

 カウンター用でこのサイズってことは、通常の「とりぞうすい」(418円)は、これより多いってことだよねぇ!? すごっ!

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 ゆっくり3時間半ほど楽しんで、お勘定は2,365円。PayPayで支払い、店を後にした。

 いやぁ、相変わらず、厨房が大渋滞におちいってしまうほどの人気ぶりでしたねぇ。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和7(2025)年10月30日(木)の記録》

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AIのお告げに従って … 「くわだ食堂」(呉)

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 昼の「森田食堂」に続いて、夜も呉の三大大衆食堂のひとつ、「くわだ食堂」にやって来た。

 呉にいるときはよく通っていた店なので、改めて調べる必要もないのだが、遊び心半分でAIに『「くわだ食堂」で食べるべき逸品』を尋ねてみたところ、「肉うどん」や「丼もの」と並んで、「ポテトサラダ」、「肉じゃが」、「鶏皮の煮込み」、そして「焼めし」が推薦された。

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 せっかくなので、そのお告げに従って、冷蔵陳列ケースのおかずを選ぶことにする。

 あぁ残念。「鶏皮の煮込み」は見当たらない。しかし、「ポテトサラダ」(150円)と「肉じゃが」(200円)はまだ残っていた。

 ここ「くわだ食堂」は、午前10時から中休みなしで午後9時までの通し営業(日祝休)。

 現在は午後6時過ぎ。昼どきまではケースいっぱいに並んでいたおかずも、この時間になると残りわずかだ。

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 「ポテトサラダ」と「肉じゃが」を持って席に着くと、ほどなく「麦焼酎」(500円)の水割りも出してくれた。

 さきほどおかずを選んでいるときに、厨房の二代目店主に注文しておいたのだ。

 生ビール用のジョッキになみなみと注がれた水割り。呑兵衛にはたまらんねぇ!

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 「肉じゃが」は、壁際に置かれている電子レンジで温める。

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 「くわだ食堂」では、陳列ケースのおかずを温め直す場合はセルフが基本。

 その代わり電子レンジには「1皿」「2皿」「塩サバ15秒」と書かれたボタンがあり、「肉じゃが」1皿なら「1皿」ボタンを押すだけでちょうどよく温められる仕組みだ。

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 「ポテトサラダ」と「肉じゃが」で1杯目の麦水を飲み切り、2杯目をお願いする。

 ついでに再びケースへ向かい、今度は「目玉焼き」(200円)を取ってきて温め直す。

 席に戻ると、2杯目の麦水とともにマヨネーズも持ってきてくれた。

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 なるほど、目玉焼きの下には千切りキャベツがたっぷり。これに合わせるマヨネーズというわけだ。

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 目玉焼きをつまみに麦水をやりながら、改めて店内を見渡すと…。

 おっ、前回いただいてとても美味しかった「酒粕入り豚汁」(300円)の短冊メニューを発見。

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 売り切れる前にと、すかさず注文する。

 豚肉、大根、人参、玉ねぎ、そして刻みネギ。具沢山の汁に、広島・西条の名酒「白牡丹」の酒粕が溶け込んでいる。

 ひと口すすれば、酒粕特有の芳醇な旨みと熱が五臓六腑に染み渡る。

 ッカァ~~ッ、やっぱりいいねぇ。

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 さて、いよいよ大本命の「焼めし」(720円)である。

 とはいえ、夕方のこの時間は店主ひとりのワンオペ営業。『手間のかかる炒めものを頼むのは気が引けるなぁ…』と躊躇していたところへ、新たに入ってきたお客さんから「焼めし」の注文が入った。

 「よし、いまだ!」とばかりに便乗注文。二人分まとめて作れば手間も省けるだろう、という私なりの配慮だったのだが……。

 店主は、まず先の一人分を丁寧に仕上げて提供し、そのあと改めて私の一人分を。驚くほどきっちりと、一皿ずつ作り上げてくれたのだ。

 その真摯な仕事ぶりに、「最初から遠慮せず頼めばよかった」と、ただただ脱帽である。

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 そして出された「焼めし」は、期待を遥かに上回る味とボリューム。

 呉の名物『とり屋』の焼めしとはまた違う、「これぞ食堂の焼めし」という佇まい。パラリとしながらも米の旨みがしっかりしていて、これがまた最高のつまみになる。

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 満腹感に襲われながらもスプーンが止まらない。最後の一粒までしっかりと完食。

 麦水2杯に、焼めしを含めて料理5品で、お勘定は2,570円。

 使っていたテーブルで現金で支払って、店を後にする。

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 昼の「森田食堂」に続いて、夜は「くわだ食堂」。

 呉に来た初日から、呉を代表する2軒の大衆食堂で飲むことができて大満足だ。

 AIのお告げも正しくて言うことなしだったなぁ。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年1月14日(水)の記録》

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岡山で呑み今治で呑み … 大衆食堂「ことぶき」(岡山)他

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 出張で今治へ向かう道中、乗換駅の岡山で昼食を兼ねた昼呑みにやって来たのは、岡山駅東口から徒歩3分(200m)ほどのところにある大衆食堂「ことぶき」だ。

 この昼呑みのために、新幹線が岡山に着くのは午後1時過ぎなんだけど、その先の今治方面行きの特急しおかぜは、午後2時半過ぎの便にしているのである。

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 店に入ってすぐ右手のテーブル席に座ると、ほどなく店のおばちゃん(たぶん大将の奥さん)がお茶を持ってきてくれたので、その場で「ビール大」(680円)と「鍋焼うどん」(650円)を注文した。

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 まずはビールを1杯。

 それから改めて席を立ち、入口横の陳列ケースに並んでいるおかずを選びに行く。

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 いろいろと惹かれる品は多いのだが、今日は「鶏肝煮」をチョイス。奥の電子レンジで温め直して出してくれた。

 鶏レバーだけでなく、鶏ハツも入っているのが嬉しいねぇ。

 煮汁には刻んだ生姜もたっぷり。これがこの味の秘訣なんだろうな。

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 あまり待つこともなく「鍋焼うどん」もやってきた。熱々!

 鶏肉、玉子、椎茸、蒲鉾、春菊、とろろ昆布。

 そして、この汁がまたいいつまみになるんだよねぇ。

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 つまみにもぴったりの「鍋焼うどん」に、思わず「冷酒」(380円)も追加しようかと思ったほどだったが、夜は今治でたっぷり飲む予定。ここはぐっとこらえて、ビール大1本でなんとか我慢した。

 お勘定は1,530円。鶏肝煮は200円だったんだね。安っ!

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 岡山から今治までは特急電車で2時間ちょっと。

 午後5時前に今治駅前のホテルに入り、荷物を置いたら、さっそく「養老乃瀧 今治店」へ向かう。

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 大将と女将さんにご挨拶したあと、カウンター席の奥から3番目あたりに座り、まずは「生ビール中」(590円)をもらってスタートだ。

 いつもなら、ずっしりと重い「生ビール大」(900円)から始めるところなんだけれど、今日は昼もビールを飲んでるからなぁ。

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 つまみの1品めは、迷うことなく「鳥かわ焼(1皿)」(450円)。

 その焼き上がりを待つ間のつまみにと、女将さんが「もずく酢」を出してくれた。

 おろし生姜がトッピングされたこの「もずく酢」、実は女将さんの大好物の一品。それでいつも仕入れているんだって。

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 そして、棚にずらりと並んだ焼酎のキープボトルの中から、私のボトルを探し出して持ってきてくれた。

 よしよし、まだ7分目ぐらいは残ってるな。

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 さぁ来た、「鳥かわ焼」だ。

 これを食べなきゃ、今治に来た意味がない。

 ックゥ~~~ッ、やっぱり美味しいよねぇ。

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 すぐに生ビールも飲み干して、麦焼酎の濃いめの水割りに移行する。

 レモンを一切れ添えてくれるところが、また嬉しいではありませんか。

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 「鳥かわ焼」が残り少なくなってきたところで、次なる注文は冬の定番、「湯豆腐」(680円)だ。

 この店には冬季限定の鍋物として、「牛鍋(玉子付)」(1,580円)、「牡蠣鍋」(1,580円)、そしてこの「湯豆腐」の3品が用意されている。

 残念ながら「牛鍋」は、まだ食べたことがないなぁ。

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 さぁ、「湯豆腐」もそろそろ出来上がってきた。

 ここの湯豆腐は、つけダレが鍋の真ん中に鎮座していて、一緒に温められている。だから、タレにつけても豆腐が冷めることなく、最後まで熱々のままいただけるのだ。

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 「湯豆腐」をつまみに、麦焼酎の水割りを重ねているところへ、きゅうりのお新香も出してくれた。

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 ゆっくりと1時間半ほどかけて、「湯豆腐」も完食。

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 その「湯豆腐」の圧倒的な“つまみりょく”に、7分目ほど入っていたボトルも、残りわずかになってしまった。

 明日は新しいボトルを入れるところからスタートだな。

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 入店から2時間半ほど楽しませてもらって、今宵のお勘定は1,720円。

 やぁ、美味しかったなぁ。どうもごちそうさま。

・「ことぶき」の店情報前回) / 「養老乃瀧」の店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年2月18日(水)の記録》

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ニンニクの連鎖が楽し … 台湾料理「第一亭」(日ノ出町)

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 久しぶりの野毛のげ、久しぶりの「第一亭」だ。

 『えっ? 野毛? 「第一亭」は日ノ出町じゃないの?』と思う方もいらっしゃるだろうが、『野毛で飲む』と言う場合の野毛は、一般的にJR桜木町駅と京急・日ノ出町駅の間に広がる、日本屈指の飲食店街エリア全体を指すのである。

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 カウンター席の一角に腰を下ろすと、すぐにお手拭きと水を出してくれたので、まずはアサヒとキリンが選べる「瓶ビール」(中瓶700円)をキリンで注文した。

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 このすぐ近くの生麦にはキリンビール横浜工場がある。この地で飲むキリンは、やはり格別の趣があるのだ。

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 さて、つまみ。

 ドラマ「孤独のグルメ」に登場して以来、「チートのしょうが炒め」(写真左下、750円)と、裏メニューの「パタン」(写真左上、750円)が不動の二大人気として君臨している。

 今日も他のお客さんたちからは、この二品を注文する声が絶えない。

 が、しかし! 私のイチオシは、なんといっても「ホルモン炒め」(写真右下、750円)なのだ。

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 今日もまず真っ先に、その「ホルモン炒め」を注文した。

 豚の腸(シロ)と白ネギを、独自のニンニク味噌ダレで炒めたものだが、最大の特長は「下茹でしていない生の腸」を使っている点にある。

 私自身、数多あまたの店でモツ料理をいただいてきたが、これほど手間暇のかかる「生シロ」の料理には、ここ「第一亭」以外で出会ったことがない。

 この店だけで食べることができる、まさに唯一無二の逸品。

 プリプリッとした絶妙な弾力感と、噛むほどにあふれる旨みは、何度食べても感動を覚える。

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 瓶ビールを空け、次なる飲み物として「ハイボール」(500円)を注文。

 このすっきりとしたキレが、中華の力強い味わいに不思議とよく合うのだ。

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 つまみとして追加注文したのは「枝豆」(400円)。

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 「ホルモン炒め」のお皿に残っているニンニク味噌ダレを、徹底的にいただいてしまおうということで、いつもなら「冷やっこ」(400円)を注文するのだが、今日は少し趣向を変えてみた。

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 ふと、最近ハマっている「サイゼリヤ」の「柔らか青豆の温サラダ」や、かつて渋谷「麗郷」でいただいた「枝豆と高菜炒め」の美味しさを思い出し、『このニンニク味噌ダレに枝豆を投入したら……』というひらめきが舞い降りたのだ。

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 枝豆を房から出し、タレの残るお皿へ。グルグルとかき混ぜれば、特製『ニンニク味噌ダレ枝豆』の完成だ。

 ッカァ~~ッ、これはいい!

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 枝豆の甘みとニンニク味噌のパンチが融合した『つまみりょく』の高さに、思わず「ハイボール」(500円)もおかわりしてしまった。

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 そして、いよいよ真打ち、「パタン」(750円)で締めくくる。

 かつては「ニンニク醤油で和えた状態」で供されていたが、今は少しスタイルが変わったようだ。

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 冷やした麺の上に刻みネギやチャーシューをのせ、上からニンニク醤油をかけて「和えずに出す」。

 これにより、混ぜる加減でニンニクのパンチをコントロールできるようになった。自分好みの「攻め方」ができるのは嬉しい変化だ。

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 さらに、今回はもう一つの『禁断のアレンジ』を試してみた。

 先ほど枝豆を投入していただいた「ホルモン炒め」の残りわずかなタレに、パタンの麺を少し投入してみたのだ。

 パタンのニンニクに、味噌ダレのニンニクが重なる「ニンニクの連鎖」。これがまた、あきれるほどに美味うまかった。

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 もちろん、添えられたスープにつけて、温度差を楽しむ「つけ麺風」の醍醐味も健在である。

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 今宵は、二代目店主の富美枝さん、雪枝さん姉妹と久しぶりにお話しできたのも心温まる時間だった。

 厨房では三代目(雪枝さんの息子さん)を中心に、若い店員さんたちがテキパキと店を切り盛りしている。

 それを見守る姉妹の安堵の表情に、こちらも温かい気持ちになる。後継者問題に悩む名店も多い中、「第一亭」の未来は明るいなぁ。

 そして、2階のワインバー「J.J.returns」を営んでいた弟さん、masa中山さんの近況も伺うことができた。

 2024年5月末で店を閉じ、ご家族が住むメルボルンへ戻られたそうだ。

 2000年のパンデミック以降、渡航制限などで離ればなれになっていた奥様と息子さんのもとへ、満を持しての帰国。

 横浜でmasaさんに会えないのは少し寂しいが、ご家族との新しい門出を、心から祝福したいと思う。

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 ボリュームたっぷりの「パタン」も食べ終えて、お勘定は3,600円。

 不変の伝統と、頼もしい世代交代。そして海を越えた家族の絆。

 お腹も心もいっぱいに満たされた、横浜の夜だった。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和8(2026)年3月4日(水)の記録》

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今日茹での鯨さえずり … 居酒屋「桜(おう)」(浦上)

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 博多発14:54の特急リレーかもめ37号から新幹線かもめ37号に乗り継ぎ、長崎に着いたのは午後4時半。

 長崎駅前のホテルにチェックインし、ちょっと休んだあと、午後5時半ごろホテルを出発した。

 いつもは路面電車(長崎電気軌道)で向かう居酒屋「桜(おう)」だが、今日は歩いて行ってみることにした。

 長崎駅前から「桜」までは約2キロ。歩けば30分ほどの距離である。

 昼に博多駅の「立ち呑み酒場 よかたい マイング店」でたっぷり飲んできたので、その酔い覚ましにもちょうどいい。

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 開店時刻の6時ちょうどに店に到着。まだ店は開いていなかったが、すぐに灯りがともり、店内から女将さんが出てきて暖簾(のれん)が掛けられる。

 こうして今宵も居酒屋「桜」の開店である。

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 事前に予約していたので、カウンターの奥側の席に案内される。

 東京から飛行機でやって来たAさんも店に到着し、まずは「生ビール中」(528円)をもらって乾杯である。

 TBS系列の番組「ベスコングルメ」ではないが、30分ほど歩いたあとに飲む1杯はやっぱり格別だ。

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 来るたびに違うものを出してくれる今日の「お通し」(275円)は『イカミミのバラコ和え』。

 ヤリイカの耳を、明太子のバラコで和えたものだという。

 こんな料理が、お通しで、しかもこの値段(275円)で出てくるのだからすごい。

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 カウンターの上には、キープしている麦焼酎「壱岐ゴールド」も出してくれている。

 「こんなに残っていたんだねぇ」などと言いながら、いつものように生ビールの空きジョッキを使って、自分好みの濃いめの水割りを作る。

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 前回から1ヶ月半ぶりなので、最初の注文はやっぱりこれ。この店ならではの「お刺身一人盛り」(638円)である。

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 今日も、アジ、ヤズ、フエダイ、クロ(メジナ)、ハガツオ、ツムブリ、赤エビ、茹でダコと、驚くほど盛りだくさんだ。

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 「壱岐ゴールド」の水割りをぐいぐいとやりながら、1時間ほどかけてゆっくりと「お刺身一人盛り」をいただいたあと、次なるつまみとして注文したのが、大将おすすめの「本マグロまな肉煮付け」(528円)。

 「まな肉」というのは、マグロの目の後ろ側の肉。つまりカシラの部分である。

 この一皿に盛られているのが、マグロ三尾分の「まな肉」だというんだから、いかに希少部位なのかっていうことがわかるよねぇ。モツ好きにはたまりません。

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 長崎ならではの「すり身揚げ」も、ちょいとサービスで出してくれた。ありがとうございます。

 「すり身揚げ」は、エソやアジ、グチなどの新鮮な魚のすり身を揚げた郷土料理で、「長崎揚げかんぼこ」とも呼ばれている。

 噛むほどに魚の旨みが広がり、酒のつまみに最高だ。

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 たっぷりのお刺身と、マグロの「まな肉」の後は、前回いただいて感動した『長崎の鯨』をいただくことにした。

 前回は「鯨盛り合せ」(1,408円)だったが、今回は単品で「サエズリ」(968円)を注文。

 「サエズリ」というのは鯨の舌(タン)のこと。

 生醤油(きじょうゆ)に味の素を少し振りかけて食べるのが、古くから長崎の捕鯨基地・集散地であった大村湾周辺の流儀なんだそうな。

 しかもこの「サエズリ」は、『今日茹で』のもの。

 最初にしっかりとした独特の食感を感じたあと、噛むほどにコクのある旨みが広がってくる。

 あぁ~~っ、これはもう麦焼酎が進んで進んで仕方がないねぇ。

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 けっきょく「壱岐ゴールド」のボトル(2,200円)も追加。

 その新しいボトルも、最初に残っていたのと同じぐらいまでいただいて、すべての料理を食べ切った。

 二人でちょうど1本分(720ml)を飲んだってことですね。

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 今宵も4時間ちょっとのナガッチリ。お勘定は二人で6,200円(ひとり当たり3,100円)でした。

 どうもごちそうさま。明日も必ずまた来ます!

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《令和7(2025)年12月22日(月)の記録》

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米焼酎6杯半の昼呑み … 「よかたい マイング店」(博多)

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 博多での昼食を兼ねた昼呑みは、今回もやっぱり「立ち呑み酒場 よかたい マイング店」。もうすっかりこの酒場にハマってしまっている。

 夜はぎっしり満席で、立ち飲みの客も多い人気店だが、昼間なら比較的ゆったり。『立ち呑み酒場』と言いつつ、座ってのんびり飲めるのも、この店を気に入っている理由のひとつだ。

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 店頭には通常メニューのほかに、『マイング店限定 超絶お得なセット』と書かれた「よか博セット」(1,320円)や、「アンコウ唐揚げ」(418円)、「胡麻タイ」(715円)など、5種類ほどの季節のおすすめメニューも掲示されている。

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 店の奥にある、壁に面したカウンター席の右端に腰を下ろす。

 まずは、このところマイ定番となっている「焼酎飲み切りボトル(280ml)」(693円)を『米焼酎』で、飲み方は『水割り』で注文した。

 ほどなくして、四角い瓶の焼酎、丸い瓶の水、アイスペールの氷、そしてグラスの4点セットが運ばれてくる。

 水や氷がサービス(無料)なのもありがたい。

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 つまみの1品めも、店に入る前から決めている。「酢もつ」(330円)だ。

 「酢もつ」は、豚や牛、鶏の『もつ』を茹でて薄くスライスし、ポン酢と薬味(ネギやゆず胡椒など)で和えた博多名物。コリコリとした食感が心地よい。

 注文してすぐ出てくるのも、最初の一品としてありがたいところである。

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 「焼酎飲み切りボトル」で選べる焼酎は、芋「あらわざ」、米「白水」、麦「南洲」、そば「刈干」の4種類。

 この4種は通常の1杯売りなら253円、「焼酎ダブル」だと473円。

 さらにメニューには『厳選焼酎』として5種類ほどの焼酎も並んでいる。さすが九州ですねぇ。

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 この店の奥のカウンター席は、基本的に壁に向かって飲む形になる。

 ただし一番右端のこの席だけは、壁からさらに右へ張り出した造りで、目の前が開けている。

 店の入口側の壁際には、向かい合って2人が座れるテーブル席が並んでいるので、その配置に合わせて、この席だけ張り出した構造にしているのだろう。

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 カウンターの上には、入口で見たメニューのほかに「冬のおすすめ」のメニューも置かれている。

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 「酢もつ」で1杯めの水割りを飲み干し、2杯めを作るタイミングで注文したのが、おでんの「あつあげ」(176円)と「ごぼう天」(165円)。

 夏場は、昼の時間帯だとまだ煮込み中で出せないこともあった「あつあげ」。冬の今は、しっかり仕込まれていていつでも食べられるようだ。

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 2種のおでんを半分ほど食べたところで、水割りは3杯めへ。

 それでも「焼酎飲み切りボトル」には、まだ半分ほど焼酎が残っている。

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 おでんを食べ終え、4杯めの水割りに合わせて注文したのは「サクサク芝エビ唐揚げ」(352円)。

 揚げたて熱々の芝エビが実に旨い。

 芝エビの頭の部分が黒いのは、エビミソがしっかり詰まっているからだろうか。

 国産 芝エビの主な産地は有明海。

 長崎の「居酒屋 桜(おう)」で食べた芝エビのハトシもそうだったが、九州の芝エビは旨みが濃く、いい酒の肴になる。

 しかもこの料理、通常メニューの中の一品である。これまた、ここに来るたびにリピート必須の料理になるかもなぁ。

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 5杯めの水割りに合わせるのは「明太豆乳クリーミーコロッケ」(330円)。

 揚げたてのコロッケは、中の明太豆乳クリームまで火傷しそうなほど熱々。

 クリームの中から、しっかり明太子の風味が広がるのがいい。

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 あまりの美味しさにコロッケをあっという間に完食。

 おでんの「たまご」(132円)と「塩キャベツ」(220円)を追加注文すると、あっという間に「たまご」がやって来た。

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 ほどなく「塩キャベツ」も到着。

 生キャベツに塩を振り、胡麻油を回しかけ、細切りの塩昆布をトッピング。

 胡麻油と昆布の旨みが加わり、これがなかなかいいつまみになる。

 おでんの「たまご」も、もちろん安定の味だ。

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 ここで水割りは6杯め。

 ところが6杯めを作っても、まだボトルには焼酎が残っている。

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 それにしてもこの「塩キャベツ」。

 塩気はしっかりあるが旨みも強く、チビチビつまめて実に長持ちする。いい酒の肴だ。

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 午後1時ごろからのんびり飲んでいたのだが、気づけばもう2時半近い。

 博多発14:54の電車に乗る予定なので、そろそろ少し急がねば。

 ボトルに残っていた焼酎を、飲みかけの6杯めのグラスにすべて入れ、かなり濃いめの水割りとしていただく。

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 1本の「焼酎飲み切りボトル(280ml)」(693円)で、なんと6杯半の水割り。

 計算すると1杯あたり約107円。驚くべきコストパフォーマンスである。

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 すべて飲み切り、食べ切ってのお勘定は2,398円。

 PayPayで支払って、店を出たのは午後2時40分。電車にも余裕で間に合いそうだ。

 いやぁ大満足。今回もどうもごちそうさまでした。

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鯛の鯛まで愛でる午後 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

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 日曜日の今日は、久しぶりとなる一人での『よじかわ』。

 『よじかわ』と言うのは、『開店時刻の午後4時に阿佐ヶ谷「川名」で飲む』ということの略称なんだけど、さすがは日曜日、まだ開店直後だというのに、すでに何人ものお客さんが飲み始めている。この活気が「川名」だよねぇ!

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 私もカウンター席の一角に腰をおろして、まずは「生ビール大」(880円)と「刺身9品盛」(660円)を注文すると、すぐに生ビールと、お通し(席料110円)のミカンが出された。

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 カウンター席の真ん中あたりに座ると、目の前のネタケースに並ぶ美味しそうな食材を眺めながら飲めるのも嬉しいところ。

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 そうやってネタケースを愛でつつ生ビールを喉に流し込んでいるところへ、「刺身9品盛」がやって来た。

 マグロ、サーモン、タイなど、9種類の刺身がそれぞれ1切れずつ。

 そこに豆苗が添えられているのも、なんともありがたいよねぇ!

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 すぐに生ビールもなくなって、続いては「ホッピー黒」(440円)をもらう。

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 「川名」のホッピーは、よく冷えたジョッキに氷と焼酎(ナカ)、それとは別に割り材(ソト)としての瓶のホッピー。これを使って自分好みの黒ホッピーを作るのだ。

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 「刺身9品盛」も残り少なくなってきたので、次なる一品を求めて、カウンター内の壁に掲げられたホワイトボードメニューに目を走らせる。

 おぉ、今日は大好物の「真鯛カブト焼」(297円)もあるではないか! 迷わずこれを注文した。

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 注文を受けてから、店頭の炭火の焼き台でじっくりと焼き上げられる「真鯛カブト焼」。

 普通のカブト焼きでも十分に美味しいところを、炭火焼きだもんねぇ。これはもう旨いに決まってる。

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 ほじほじ、モグモグと、真鯛の頭の骨をばらしながら、骨の周りの身をしゃぶり尽くすようにいただく。

 ほぉ~れ、『鯛の鯛』(胸びれ近くの魚の形をした骨)も壊さずに取り出すことができたぞ!

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 しかしながら、無心で鯛カブトと格闘していたため、ホッピーの進みが悪かったことに気がついた。このあたりは、カニとの格闘に似てるかもなぁ。

 やっとこさといった感じで1杯めの黒ホッピーを飲み終えて、2杯めとなる「焼酎のみ(なか)」(396円)を注文すると、よく冷えた新しいジョッキで、焼酎と氷を出してくれた。

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 この時点ですでに「豚耳串」(165円)、「生キャベツオリーブ」(220円)、そして「牛すじ煮込み」(374円)が売り切れとなった。

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 2杯めのホッピーに合わせて注文したのは、もはやこの店でのマイ定番となっている「うなぎ蒲焼はしきれ」(396円)。

 これは『うなぎ蒲焼き』を製品(串打ちやパック詰め)にする過程で出る、形が不揃いな端の部分や切れ端のようで、それを「川名」の大将がどっかで見つけて仕入れてきてくれているのだ。

 『はしきれ』とは言え、『うなぎ蒲焼き』であることには違いはない。

 これがこの値段(396円)で食べられるってことが、ものすごく嬉しいではありませんか。

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 「うなぎ蒲焼はしきれ」は、なんの苦労もなく食べることができるので、黒ホッピーも進み、3杯めとなる「焼酎のみ(なか)」(396円)を新しいジョッキで出してくれたところで、2杯めのジョッキに残っていた氷も、3杯め用のジョッキに投入。

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 なぜ残りの氷を投入したかというと、割り材としての瓶の黒ホッピー(そと)が残り少なくなっていたから。

 その残りわずかなソトをすべてジョッキに注ぎ込むと、なんとぴたりとジョッキのふちに納まった。これぞ絶妙な『ソト1・ナカ3』ですね。

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 合わせるつまみは「麦みそ大根漬」(198円)。

 あららぁ、この「麦みそ大根漬」も旨いではありませんか!

 出す前に振り掛けてくれる白ゴマも効いているよねぇ。

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 ゆっくりと3時間近く過ごさせてもらった日曜『よじかわ』。

 お勘定の3,377円をPayPayで支払って店を出た。

 やぁ、今日も美味しかったなぁ。どうもごちそうさま。

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